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 城北旅館組合の施設を使おう

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城北旅館組合の宿泊施設を利用して充実した東京滞在を !!

城北旅館組合の宿泊施設

 東京・下町、北部浅草周辺にあるお得な宿泊施設は、ムダを省いて宿泊機能に特化した「簡宿」と呼ぶ宿泊システムで、ホテル営業や旅館営業とは異なる第三のカテゴリの宿泊施設です。
 城北旅館組合の宿泊施設は、従前から主に単一の客層だけを受け入れてきましたが、近年、北部浅草周辺の環境が一変し、インターネットの普及などが追い風となり、一般旅行者の本格的な受け入れが広まりました。
 テレビや新聞など各メディアの情報でもご案内のように、現在組合の施設を安上がりな旅を目指す旅行者が東京の定宿として利用されています。最近では、就職活動で上京のリクルートルック姿の女子学生やディズニーリゾートなどテーマパークへ向かう小さなお子様連れのご家族、またサッカーワールドカップを契機に伝統文化や歴史を味わいながら世界を巡る“チープな旅人”バックパッカーなど外国人旅行者も激増しています。

城北旅館組合の簡宿街とは?

 「城北旅館組合」とは、東京、浅草の北の外れに位置する「泪橋交差点」を中心点とした、台東区側で(0.69 ku)と荒川区側(0.97 ku)の二つの区にまたがる合計1.66kuの広さの下町に点在する宿泊施設の同業組合です。加盟施設は約160軒。その施設は、設備を簡素に抑えることができる簡易宿所の営業許可を取っているため、料金を格安に設定できるメリットがあります。
 食事の提供のない素泊まりの前払い方式の宿泊システムですが、施設によっては自炊のできるところや日払いのゲストハウスのような感覚で、長期に継続して滞在できる施設もあります。また、施設の管理は、住込みの従業員が家庭的に行っているところが多いので、周辺地元の情報を教えてくれるなど、細やかな接客ができるなどの特徴があります。

簡宿は安全・安心な宿泊設備です

 安い宿といっても、消防法、建築基準法など優に100を超す法律をすべてクリアーしないと保健所の許可が下りないので、防災上も安全、安心してお泊り頂ける施設といえます。
 特に、簡宿は法令により消防設備の点検と消防訓練をそれぞれ年二回義務付けられていますが、地元日本堤消防署員の指導の元、組合の施設従事者が多数参加して旧「田中小学校」の校舎などを借りて、組織としても毎年防災訓練を行っています。

交通の利便は抜群、観光でも商用にも便利

 最寄り駅の「南千住」は、JR常磐線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスの三駅あり、日比谷線から東武伊勢崎線で南栗橋まで相互直通運転を含め合計4路線利用できます。また隣駅「北千住」まで出れば千代田線や東武日光線などへも便利に乗り換え可能で、東武スカイツリーラインから東京スカイツリータウンへのアクセスも簡単です。日比谷線を使えばダイレクトに「上野」、「秋葉原」、「築地」、「銀座」や「六本木」など人気観光スポットへ乗り換えなしで楽に行けますし、ディズニーリゾートがある「舞浜」へは八丁堀でJR京葉線へ一回乗り換え所要約40分です。
 さらに、上野駅が事実上の起点となっているJR常磐線を東京駅まで乗り入れ東海道線と直通運転させる「東北縦貫線」の工事は、東日本大震災の影響等で開業が延び延びになっていましたが、いよいよ平成27年より、JR南千住駅から常磐線に乗り乗り換えなしで東京駅へも行けるようになります。

簡素だからこそお得な宿泊システム

 「部屋でぐっすりと眠れればいい」そんな旅行者のために、宿泊機能に徹底していて設備はいたって簡素、ロビーや食堂といった設備を持たない施設が多い。各施設の宿泊システムをはじめとして、料金から設備、備品、サービスに至るまで組合の各施設によってまったく異なりますが、標準的な客室は、概ね3畳程度の広さの個室に備え付けのTVとエアコンといった簡素な設備が標準的です。
 料金は山手線沿線で見掛ける安いビジネスホテルの約半値。その客室の中から水廻りの設備を取り除いて寝床だけを残したような客室ですが、逆に共同の浴室の大き目な湯船に浸かれるなどのメリットがあります。サービスとしては、タオルなどのバスアメニティをご持参願う施設が多く、フロントの業務は限られた時間内のみ行うなどして人件費を節約しています。
 きっちりとカギの掛かる個室の宿泊代は、素泊まりで2,000円台〜3,000円台が主流。伝統的な相部屋である造り付け二段ベッド(ドミトリー)やユースホステル型のドミトリーならさらに安く、概ね1,000円台〜2,000円台で泊まれます。城北旅館組合の施設は、その時々の旅の予算に応じて、様々な特徴ある施設の中から部屋を選ぶことができます。
 最近では 安い施設でも個室シャワー室やインターネットの環境を充実させた施設も増えて、内外のオンライン予約サイトの宿泊プランから予約することができる施設も多くなってきました。

初めてなら「簡宿のご利用に際して」を読んで !!

 何れにしろ、ホテルや旅館営業の宿泊施設とは違い、設備や人件費など無駄を省き、合理的に考えられた格安宿泊システムです。だから、簡宿には門限などの制限がある施設もあり、男性専用で女性が泊れない施設や外国人の受け入れをしていないところもあります。
 初めて簡宿を利用する人なら必ず 事前に「簡宿のご利用に際して」のページをよく読んで、自分流の旅のスタイルに合った簡宿を見付けて、東京滞在を得した気分で有意義に過ごしてもらいたいと思います。